Creative Notes
作業用BGMの選び方|集中・リラックスに合う音楽とおすすめジャンル
作業用BGMの選び方を、Ambient・Jazz・Lo-Fi・Classical・Electronicなどのジャンルとともに紹介。集中したい仕事やPC作業、読書、料理、掃除など、気分や用途に合わせた音楽の選び方をBELUNE WORKSの作曲家が解説します。
仕事や勉強、読書をするときに、音楽を聴くことはありますか?
パソコンで仕事をするとき、料理や掃除をするとき、ストレッチをするとき。
音楽を流しているだけで、いつもの作業時間が少し心地よくなることがあります。
一方で、「作業用BGM」と検索すると、Ambient、Jazz、Lo-Fi、Classical、Electronicなど、
さまざまなジャンルの音楽が出てきます。
では、作業用BGMにはどんな音楽が向いているのでしょうか。
実は、「作業用BGM」という言葉は、特定の音楽ジャンルを指しているわけではありません。
この記事では、普段から音楽を聴きながら作業をする作曲家の視点から、
作業用BGMの選び方や、作業の種類・気分に合わせた音楽の楽しみ方について考えてみます。
作業用BGMとは?
「作業用BGM」と聞くと、ひとつの音楽ジャンルのように感じるかもしれません。
でも、少し考えてみると面白いことに気づきます。
音楽は通常、Jazz、Rock、Classical、Ambient、Electronicなど、
「どんな音楽なのか」というジャンルで分類されることが多いですよね。
ところが「作業用BGM」は違います。
「何のために聴く音楽なのか」という用途によって名前が付けられています。
そのため、作業用BGMの中には、静かなピアノ曲もあれば、Ambientも、Jazzも、Lo-Fiもあります。
「作業用BGM」から、自分の好きな音楽を探していく。
そんな探し方も、作業用BGMの面白さのひとつです。
作業用BGMは「集中できる音楽」だけではない
「作業用BGM」と聞くと、「集中力を高めるための音楽」というイメージがあるかもしれません。
もちろん、集中して仕事や勉強をしたいときに音楽を聴く人も多いでしょう。
でも、「作業」といっても、その内容はさまざまです。
- パソコンで集中して仕事をするとき
- 読書をするとき
- 料理や掃除をするとき
- ストレッチをするとき
- 少し気分転換をしたいとき
それぞれの場面で、心地よく感じる音楽は違います。
だから私は、作業用BGMを選ぶときに「集中できるか」だけを考える必要はないと思っています。
「今、どんな時間を過ごしたいのか」から音楽を選んでみる。
それくらい自由でいいのではないでしょうか。
集中したい作業には、歌詞のないインストがおすすめ
私自身、作業をするときはインストゥルメンタルの音楽を聴くことが多いです。
特にAmbientやJazzを聴くことが多く、音量も大きくはしません。
歌ものが作業に向かないというのは、あくまで私自身の好みですが、
歌詞があるとどうしても言葉が気になってしまいます。
気がつくと、作業ではなく音楽のほうを聴いている。
そんなことがあります。
そのため、集中して作業したいときには、歌詞のないインストゥルメンタルのほうが
自然に作業に入りやすいと感じています。
作業用BGMにとって大切なのは、必ずしも「強く集中させてくれる音楽」ではないのかもしれません。
音楽が流れていることを忘れるくらい自然に、作業に集中できる。
そんな音楽も、作業用BGMとして心地よい音楽だと思います。
作業用BGMに向いている音楽ジャンル
もちろん、どのジャンルが作業に向いているかは人それぞれです。
それでも、作業の目的や気分から音楽を選んでみると、自分に合うBGMを見つけやすくなります。
Ambient|静かに集中したいとき
Ambient(アンビエント)は、空間や雰囲気を感じさせる音楽です。
大きな展開や強いメロディーを楽しむというより、音楽そのものが空間の一部になるような聴き方ができます。
静かにパソコン作業をしたいときや、読書をするときなどに合わせやすい音楽です。
Jazz|雰囲気を楽しみながら作業したいとき
Jazzは、作業時間そのものに少し雰囲気を加えたいときにおすすめです。
カフェで流れているようなJazzを聴きながら作業すると、いつもの机が少し違った場所に感じられることもあります。
「集中するため」だけではなく、作業する時間そのものを楽しむためのBGMとして聴いてみるのも面白いと思います。
Lo-Fi|気軽な作業をしたいとき
Lo-Fi系の音楽は、リラックスした雰囲気で作業したいときに合わせやすいジャンルです。
少し力を抜いて、メールを整理したり、資料を読んだり、日常的な作業をしたり。
そんな場面にも取り入れやすいでしょう。
Classical|読書や勉強のおともに
Classical Musicも、作業用BGMとしてよく聴かれている音楽のひとつです。
ピアノや弦楽器など、楽器によっても印象が大きく変わります。
落ち着いた音楽を聴きながら、ゆっくり作業したいときに試してみるのもいいでしょう。
Electronic|PC作業やクリエイティブな作業に
Electronic Musicには、一定のリズムが続くものから、複雑に展開するものまでさまざまな音楽があります。
特にデザイン、映像、プログラミングなど、PCを使ったクリエイティブな作業では、一定のリズムを持つ音楽が作業の背景として心地よく感じられることがあります。
作業用BGMは「ジャンル」より「雰囲気」で選んでみる
作業用BGMを探すとき、ジャンルだけではなく、
「どんな場所で作業しているような気分になりたいか」
で選んでみるのもおすすめです。
たとえば、
- 静かなホテルのラウンジ
- 夜の高層ビル
- ラグジュアリーなカフェ
- 窓の外に夜景が見える部屋
- 人の少ない静かなオフィス
そんな場所を想像してみます。
すると、「Ambientを聴こう」「Jazzを聴こう」とジャンルから探すよりも、自分が今欲しい音楽が見つかりやすくなるかもしれません。
いつものデスクで仕事をしていても、音楽ひとつで少しだけ違う場所にいるような感覚になる。
私は、音楽にはそんな楽しみ方もあると思っています。
BELUNE WORKS「Midnight Office」から作業用BGMを3曲
BELUNE WORKSでは、夜のオフィスや都会の風景をイメージした音楽シリーズ「Midnight Office」を制作しています。
その中から、作業用BGMとして制作した3曲をご紹介します。
静かだけどリズミカルに集中したいとき
会議室をテーマにした一曲です。
静かな雰囲気の中にリズミカルな動きを残し、低音がゆっくりと響くような音を目指しました。
「会議室」というテーマですが、無機質なオフィスというより、夜のラグジュアリーなホテルや高層ビルの会議室をイメージしています。
デザインやプログラミングなど、PCに向かって集中したい作業のおともに。
01|眠らない会議室
雨の夜に、穏やかに作業したいとき
雨が降る夜をイメージした一曲です。
リズムは控えめにして、穏やかな雰囲気の中に少し無機質な質感を残しました。
こちらもラグジュアリーな空間を意識していて、雨の夜のホテルや静かなラウンジで過ごしているような感覚をイメージしています。
集中しすぎず、リラックスしながら進めたい作業に。
02|窓から眺める夜景
夜明けの都会で、ゆっくり作業したいとき
夜が明けていく都会をイメージしたアンビエントです。
夜の重たい空気を少し残しながら、夜明けの白い光が少しずつ混ざっていくようなイメージで制作しました。
3曲の中では特にゆったりとしていて、落ち着いた時間に合う一曲です。
朝早くの作業や、静かに読書をしたいとき。
あるいは、一日の終わりにゆっくり過ごしたいときにも。
03|非常階段
自分に合った作業用BGMを探してみよう
作業用BGMには、決まった正解がありません。
「Ambientだから集中できる」「Jazzだからリラックスできる」というように、ジャンルだけで決まるものでもありません。
同じ音楽でも、仕事をするときと料理をするときでは感じ方が違うかもしれません。
だからこそ、まずは「作業用BGM」と検索してみて、そこから気になる音楽を探してみる。
集中したいのか、リラックスしたいのか。
静かな空間が欲しいのか、少し華やかな雰囲気が欲しいのか。
あるいは、いつもの作業を少し特別な時間にしたいのか。
その日の気分に合わせて音楽を選んでみてください。
集中するための音楽だけではなく、作業する時間そのものを心地よくする音楽。
そんなBGMを見つけられたら、いつもの日常がほんの少し違って見えるかもしれません。